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エネルギーパスの補足(ページ4)

今回、日本でいろいろな会社を訪ねて大勢の方とお会いしましたが、
エコロジーと省エネルギーに対する関心が
これまでになく高まっていると実感しました。
日本の建築界に、どんどん新しい技術や製品を取り入れなくてはいけないと
考えている方が多く、大変勇気づけられる思いでした。


さて、前回このBLOGで紹介したエネルギーパスですが、
沢山の方から、もう少し詳しく話を聞かせてほしいという要望がありました。
今回は、4ページ目の用語の説明についてお話しします。


誰が見てもすぐに分かるようでなくてはいけない、
というのがエネルギーパスの目的ですから、
ここで使われている専門用語にも解説が記載されているという訳です。

用語の説明(4ページ)



*エネルギー消費量


エネルギー消費量は、総エネルギー消費量とその建物のエネルギー消費量からなる。どちらも1年間の消費量を算出するが、次のような要素を元にして計算される。


・建築プラン
・政府認定エネルギー・コンサルタントによる訪問調査
・居住者の人数や大人・子供の構成比率
・平均室内温度



*総エネルギー消費量


総エネルギー消費量とはこの建物の最終的なエネルギー効率を示している。


これは、建物のエネルギー消費量に加えて、使用しているエネルギーが建物に届くまでに必要なあらゆるエネルギー消費量を考慮したものである。つまりそのエネルギーの探査・製造・供給・転換(石炭から発電する場合など)すべてがその対象となる(例えば、オイル・ガス・電気・代替エネルギーなど)。


その値が小さいほどエネルギー効率が良く、省エネルギーに貢献し、天然資源であれば、環境保護に役立っているということになる。



*最終エネルギー消費量


最終エネルギー消費量とは、
年間でどのくらいのエネルギーが必要とされるのかを表すもので、
その建物の暖房・エアコン・温水の供給システムから算出される。


それはその地域の標準的な気候データや建物の標準的な使用状態から算出される。最終エネルギー消費量は、標準的な室内温度や温水供給、エアコンの使用に必要なエネルギー消費量のことを表している。その値が小さいほどエネルギー消費が少なく、エネルギー効率が高いということになる。


最終エネルギー消費量は、様々な種類の建物の消費量を簡単に比較できるものとし、それぞれの値を、建物のエネルギー消費量として分かり易く提示できなくてはいけない。稀な例として、一定のデータレンジ(400kWh/(m2a)を超える場合はデータから除外するものとする。



*省エネルギーという観点から見た建物外装(壁・屋根・天井)の品質


この値は、建物の壁・窓・屋根・天井に使用されている建材の熱伝導率を表している。値が小さいほど断熱効果が高いということになる。



*実際のエネルギー消費量


建物の実際のエネルギー消費量を算出する場合、構造がいくつかに分かれている場合でも、1つのエネルギーパスに含めなくてはいけない。実際のエネルギー消費量はその地域の標準的な気候データから算出される。それは、ある年が突出して寒い冬だった時のデータの偏りを防ぐことが目的である。
様々な種類の建物を比較すれば、似たような建物のオーナーは、エネルギー消費量が突出するとは考えにくく、そのエネルギー消費量は推測できることとなる。



*居住用と賃貸用が混在している建物の場合


このような建物は、ドイツ・エネルギー消費法に基づいて別々に取り扱わなくてはいけない。建物の使用方法によってエネルギーパスは1枚または2枚が発行される。
ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 14:19 * comments(0) * trackbacks(0)

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