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DACH & HOLZ 2010 展示会(ドイツ・ケルン)

2010年2月24〜27日、DACH&HOLZ2010国際展示会が
ドイツのケルン市で開催されました。(DACH=屋根 HOLZ=木、木材)

環境保護と、パッシヴハウスやそれに準じる省エネハウスの建築技術が、
前回にも増して重要テーマとなった今回のダッハ&ホルツ展示会。

よりナチュラルな建材で家造りを!というヨーロッパのトレンドが、
一層強く感じられました。
断熱材も、木質繊維・セルロース等が主流になりつつあります。
これまで以上に化学物質を遠ざけた生活を目指す、
そんな意識はこの先さらに高まりそうです。

正しい気密施工あってこその断熱材性能発揮。
今年もプロクリマの「気密」ブースには
多くの方々がご来場下さいました。

Dach&Holz2010

Dach&Holz2010

ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 05:29 * comments(0) * trackbacks(0)

スーパーで省エネ

今回は、あるスーパーマーケットの省エネの話題です。

これはLIDLというスーパーです。私も時々行きます。

LIDL
LIDL ECO2LOGISCH

LIDLが先頃出したエコロジーな目標はこれ。

1.暖房費100%削減
2.CO2排出量30%削減
3.電力消費10%削減

2010年には100の新規オープン店舗でこれを達成する
こととしています。

数も多くサイズも大きな店舗での省エネですから、
それだけ大きな意味を持ちます。

LIDL

暖房を使わなくても快適に買い物が出来る…
それはやはり、高断熱高気密の建物であることと、
排熱利用の最新技術があってこそ、達成できるものだと思います。

ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 16:49 * comments(0) * trackbacks(0)

エネルギーパスの補足(ページ5)

エネルギーパスは、新築の場合は4ページで1セット、
従来の建物の場合は5ページで1セットというフォーマットですが、
リフォームの必要性のある建物には、その最後の1ページに
推奨する建築構造やリフォーム箇所の記載がされます。


エネルギーパスの効能の一つに、従来の建物に対して
リフォームをすることで省エネ化に貢献するよう勧める、
ということがあります。


例えば、私の両親の家は1974年に建てられた住宅ですが、
この建物のエネルギーパスを発行してもらったら、
リフォームの勧めというページが追加されました。


これはこの5ページ目の内容を訳したものです。



(画像をクリックすると拡大します)
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ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 14:23 * comments(0) * trackbacks(0)

エネルギーパスの補足(ページ4)

今回、日本でいろいろな会社を訪ねて大勢の方とお会いしましたが、
エコロジーと省エネルギーに対する関心が
これまでになく高まっていると実感しました。
日本の建築界に、どんどん新しい技術や製品を取り入れなくてはいけないと
考えている方が多く、大変勇気づけられる思いでした。


さて、前回このBLOGで紹介したエネルギーパスですが、
沢山の方から、もう少し詳しく話を聞かせてほしいという要望がありました。
今回は、4ページ目の用語の説明についてお話しします。


誰が見てもすぐに分かるようでなくてはいけない、
というのがエネルギーパスの目的ですから、
ここで使われている専門用語にも解説が記載されているという訳です。

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ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 14:19 * comments(0) * trackbacks(0)

エネルギーパスの発行者を取材しました

私の家のエネルギーパスを発行してくれたコンサルタントを
取材してきました。

ヴィンマーさんのオフィス


建築家ミヒャエル・ヴィンマーさんは、現在6500人いるドイツ政府エネルギー局が認定したエネルギー・コンサルタントです。ヴィンマーさんによると、エネルギーパスを発行するために行われる住宅のチェックはますます重要になってきているそうです。

1.ドイツでは賃貸住宅のオーナーが、部屋や住宅を借りたい人に対してエネルギーパスを提示することが義務づけられるようになった。

2.建物の所有者も、購入希望者に対してエネルギーパスの提示が義務づけられるようになった。


このようにしてドイツ政府の法律で義務づけられるようになったことに加えて、不動産オーナーにとっては、実際に自分の建物がどのくらいエネルギーを消費しているかということはさらに重要な問題です。これがコンサルタントを必要とする一番の理由だとヴィンマーさんは言います。エネルギーパスを発行するということは、その物件が将来どれほど効率よく省エネルギーに貢献できるか、そしてそのことについてプロが認定するということが最も重要なことなのです。

これで私もエネルギーパスを発行してもらいました


私の自宅用と賃貸アパート用の2つのエネルギーパスを彼に作成してもらい、
彼の建築事務所へ受け取りに行った時の写真です。

これで私も、自分の家のエネルギーパスを提示することができるようになりました。
グッド

ドイツ政府認定エネルギー・コンサルタント
ミヒャエル・ヴィマー
Roemerstrasse 15
83362 Lauter - Germany
http://www.planungsbuero-wimmer.de/
ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 14:08 * comments(0) * trackbacks(0)

「エネルギーパス」 あなたの建物の省エネ度が一目瞭然!!

ドイツでも、暖房や温水の利用がCO2排出量の増加に大変な影響を与えています。
夏は日本ほど暑くないので、光熱費の関心はもっぱら寒い冬の間の暖房費という訳です。

日本では、家を建てる時も、部屋を借りる時も、どのくらい光熱費がかかるのか、あらかじめ知ることはできませんが、しかしヨーロッパ(EU加盟国)では、2006年1月から法律で「この建物が1年間にどれだけのエネルギーを必要とするか」という証明を持ち主が提示することが義務づけられました。
これが「エネルギーパス」というものです。

北欧から地中海沿岸まで国によって気候が異なるため、各国の実情に合わせた計算方法が採用されました。



この「エネルギーパス」を認定するのは、ドイツ政府が認めた6250ものコンサルタント(そのほとんどが建築家や設計士)です。建物の評価はコンサルタント自身の判断で行い、彼らは10年間有効なエネルギーパスを発行することができます。

「エネルギーパス」は、誰が見てもすぐに分かるよう簡単な書き方で、その建物に必要なエネルギーを表示しなくてはいけません。建物全体のエネルギー効率はAからIのグレード順に表示されます。また建物の外壁構造と暖房システムからのエネルギー損失量を算出してその建物のエネルギー消費量を解析するのです。

AからIまでのグレードに分けられる

ここにあげた2つエネルギーパスは、両親の家(1974年竣工)と私の家(2007年竣工)のものです。2つを見比べると、エネルギー消費量の違いが一目瞭然ですね。

特にドイツでは断熱構造や断熱材に関心が高く、この30年あまりの間のテクノロジーの進歩やノウハウの蓄積によってエネルギー効率が劇的に改善されたことがお分かりになるでしょう。

1974年の建物

おうち 1974年の建物(画像をクリックすると拡大します)

『この住宅までの燃料輸送エネルギー等を含む総エネルギー消費量』というのは分かりづらいと思いますが、例えば、暖房に使う灯油を原産地から自宅まで輸送する際のエネルギー消費も含めたトータルの消費量ということです。これを差し引いて、この住宅の年間エネルギー消費量を算出するのです。


2007年の建物


おうち 2007年の建物(画像をクリックすると拡大します)

「右下のエネルギー消費量の比較」にある『新築』の家というのは、どういう暖房システムを使おうとも、設計段階で省エネ構造にしなければいけないので、当然『省エネハウス』に出来上がり、エネルギー消費量も低い、ということを表しています。

このような『省エネハウス』には次のような技術やノウハウが用いられています。

☆ 環境に優しい暖房システム、太陽熱、地熱エネルギー、ウッドペレット、その他現代技術を応用した新技術の導入
☆ インテリジェントに家を包み込む高効率な断熱システムの採用
☆ 断熱窓の採用(アルゴンガス入り3枚ガラスの窓)
☆ 玄関用断熱ドアの採用(4枚ガラスのドアもあります)
☆ 南側に大きく窓面積をとり、代わりに北側の窓やドアを減らすなどの設計上の工夫


これらを見れば、建物の断熱が省エネルギーにとってどれだけ重要なことか
分かっていただけると思います。

あらかじめ必要となる光熱費の予測ができるようになったので、リフォームや老朽化した建物の改築時にも改善の指針として利用されるようになりました。

この「エネルギーパス」が導入されたことで、住宅の快適性が向上し、賃貸物件の活性化にも役立つようになりました。もちろんこれはエネルギーとコストの削減に役だち、結果として環境保全と地球温暖化防止に貢献することとなります。拍手
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ecotransfer-j * ドイツからエコロジー最新情報 * 19:45 * comments(1) * trackbacks(0)
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