「エネルギーパス」 あなたの建物の省エネ度が一目瞭然!!
2007.12.06 Thursday
ドイツでも、暖房や温水の利用がCO2排出量の増加に大変な影響を与えています。
夏は日本ほど暑くないので、光熱費の関心はもっぱら寒い冬の間の暖房費という訳です。
日本では、家を建てる時も、部屋を借りる時も、どのくらい光熱費がかかるのか、あらかじめ知ることはできませんが、しかしヨーロッパ(EU加盟国)では、2006年1月から法律で「この建物が1年間にどれだけのエネルギーを必要とするか」という証明を持ち主が提示することが義務づけられました。
これが「エネルギーパス」というものです。
北欧から地中海沿岸まで国によって気候が異なるため、各国の実情に合わせた計算方法が採用されました。
この「エネルギーパス」を認定するのは、ドイツ政府が認めた6250ものコンサルタント(そのほとんどが建築家や設計士)です。建物の評価はコンサルタント自身の判断で行い、彼らは10年間有効なエネルギーパスを発行することができます。
「エネルギーパス」は、誰が見てもすぐに分かるよう簡単な書き方で、その建物に必要なエネルギーを表示しなくてはいけません。建物全体のエネルギー効率はAからIのグレード順に表示されます。また建物の外壁構造と暖房システムからのエネルギー損失量を算出してその建物のエネルギー消費量を解析するのです。

ここにあげた2つエネルギーパスは、両親の家(1974年竣工)と私の家(2007年竣工)のものです。2つを見比べると、エネルギー消費量の違いが一目瞭然ですね。
特にドイツでは断熱構造や断熱材に関心が高く、この30年あまりの間のテクノロジーの進歩やノウハウの蓄積によってエネルギー効率が劇的に改善されたことがお分かりになるでしょう。

1974年の建物(画像をクリックすると拡大します)
『この住宅までの燃料輸送エネルギー等を含む総エネルギー消費量』というのは分かりづらいと思いますが、例えば、暖房に使う灯油を原産地から自宅まで輸送する際のエネルギー消費も含めたトータルの消費量ということです。これを差し引いて、この住宅の年間エネルギー消費量を算出するのです。

2007年の建物(画像をクリックすると拡大します)
「右下のエネルギー消費量の比較」にある『新築』の家というのは、どういう暖房システムを使おうとも、設計段階で省エネ構造にしなければいけないので、当然『省エネハウス』に出来上がり、エネルギー消費量も低い、ということを表しています。
このような『省エネハウス』には次のような技術やノウハウが用いられています。
☆ 環境に優しい暖房システム、太陽熱、地熱エネルギー、ウッドペレット、その他現代技術を応用した新技術の導入
☆ インテリジェントに家を包み込む高効率な断熱システムの採用
☆ 断熱窓の採用(アルゴンガス入り3枚ガラスの窓)
☆ 玄関用断熱ドアの採用(4枚ガラスのドアもあります)
☆ 南側に大きく窓面積をとり、代わりに北側の窓やドアを減らすなどの設計上の工夫
これらを見れば、建物の断熱が省エネルギーにとってどれだけ重要なことか
分かっていただけると思います。
あらかじめ必要となる光熱費の予測ができるようになったので、リフォームや老朽化した建物の改築時にも改善の指針として利用されるようになりました。
この「エネルギーパス」が導入されたことで、住宅の快適性が向上し、賃貸物件の活性化にも役立つようになりました。もちろんこれはエネルギーとコストの削減に役だち、結果として環境保全と地球温暖化防止に貢献することとなります。
夏は日本ほど暑くないので、光熱費の関心はもっぱら寒い冬の間の暖房費という訳です。
日本では、家を建てる時も、部屋を借りる時も、どのくらい光熱費がかかるのか、あらかじめ知ることはできませんが、しかしヨーロッパ(EU加盟国)では、2006年1月から法律で「この建物が1年間にどれだけのエネルギーを必要とするか」という証明を持ち主が提示することが義務づけられました。
これが「エネルギーパス」というものです。
北欧から地中海沿岸まで国によって気候が異なるため、各国の実情に合わせた計算方法が採用されました。
この「エネルギーパス」を認定するのは、ドイツ政府が認めた6250ものコンサルタント(そのほとんどが建築家や設計士)です。建物の評価はコンサルタント自身の判断で行い、彼らは10年間有効なエネルギーパスを発行することができます。
「エネルギーパス」は、誰が見てもすぐに分かるよう簡単な書き方で、その建物に必要なエネルギーを表示しなくてはいけません。建物全体のエネルギー効率はAからIのグレード順に表示されます。また建物の外壁構造と暖房システムからのエネルギー損失量を算出してその建物のエネルギー消費量を解析するのです。

ここにあげた2つエネルギーパスは、両親の家(1974年竣工)と私の家(2007年竣工)のものです。2つを見比べると、エネルギー消費量の違いが一目瞭然ですね。
特にドイツでは断熱構造や断熱材に関心が高く、この30年あまりの間のテクノロジーの進歩やノウハウの蓄積によってエネルギー効率が劇的に改善されたことがお分かりになるでしょう。

『この住宅までの燃料輸送エネルギー等を含む総エネルギー消費量』というのは分かりづらいと思いますが、例えば、暖房に使う灯油を原産地から自宅まで輸送する際のエネルギー消費も含めたトータルの消費量ということです。これを差し引いて、この住宅の年間エネルギー消費量を算出するのです。

「右下のエネルギー消費量の比較」にある『新築』の家というのは、どういう暖房システムを使おうとも、設計段階で省エネ構造にしなければいけないので、当然『省エネハウス』に出来上がり、エネルギー消費量も低い、ということを表しています。
このような『省エネハウス』には次のような技術やノウハウが用いられています。
☆ 環境に優しい暖房システム、太陽熱、地熱エネルギー、ウッドペレット、その他現代技術を応用した新技術の導入
☆ インテリジェントに家を包み込む高効率な断熱システムの採用
☆ 断熱窓の採用(アルゴンガス入り3枚ガラスの窓)
☆ 玄関用断熱ドアの採用(4枚ガラスのドアもあります)
☆ 南側に大きく窓面積をとり、代わりに北側の窓やドアを減らすなどの設計上の工夫
これらを見れば、建物の断熱が省エネルギーにとってどれだけ重要なことか
分かっていただけると思います。
あらかじめ必要となる光熱費の予測ができるようになったので、リフォームや老朽化した建物の改築時にも改善の指針として利用されるようになりました。
この「エネルギーパス」が導入されたことで、住宅の快適性が向上し、賃貸物件の活性化にも役立つようになりました。もちろんこれはエネルギーとコストの削減に役だち、結果として環境保全と地球温暖化防止に貢献することとなります。


